目次
  • 1 ベルト式の採用
  • 2 キャッピングのデモンストレーションを実施
  • 3 こだわらないこだわり
  • 4 キャッピングベルトの改善
  • 5 お客様から改善策を教わる(1)
  • 6 お客様から改善策を教わる(2)

1 こだわり ベルト式の採用

難しいと言われたベルト式を採用

開発当時、汎用機としてはディスクローラー式が主流でした。お客様から「キャップをさらに強く締めたい」などの要望をいただき、どこを改善すればご満足いただけるか頭を悩ませました。「原因は何だろう・・・?」と。
そこで様々な角度から検証したところ、キャッパーヘッドとキャップの接触面積(把持角度)が小さいのが要因で、キャップの変形やディスクとキャップのスリップが起こるということが判明しました。そこで、ベルトを採用したのです。完成当初は、「ベルトで締まるはずがない」「ベルトだとすぐ切れてしまい、使い物にならない」といった意見もいただきましたが、結果的には接触面積が増すことでキャップを挟み込む力は小さくなり、キャップの変形を大きく軽減することに成功しました。確実にトルクを伝達することができるようになったのです。

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2 こだわり キャッピングのデモンストレーションを実施

弊社の技術まではコピー出来なかった

開発してすぐ、弊社のキャッパーを販売していた同業者が弊社のコピー製品を模倣し製作し販売しする、といった事態が起こりました。何台も販売していたので、コピーが可能だったのでしょう。カタログには「元祖ベルト式キャッパー」と書いてあり、なんと外観から型式まで弊社とそっくりだったのです。これは、業界でちょっとした有名な話です。
その同業者は、非常に販売力の高いメーカーで弊社はモノ造りに注力しすぎていたこともあり、コピー品が大量に市場に出回ることとなったのです。

パテントなどを取得していなかったため、コピー品流出を防ぐ手立てはありませんでした。そのことが、さらに事態を悪化させたのです。コピー品が上手に模倣されていたのは外観や型式のみで、技術部分においては正規品レベルのものにいたっていませんでした。そのため、「ベルト式=駄目な機械」というお客様を増やしてしまうことにつながったのです。やがて、 「お宅の製品だと思って買ったのに!」と弊社にクレームが来ることもあり、「ベルト式は問題ありません」と弊社の営業が説明してもなかなかご理解いただけないということが続きました。
そこで、お客様に実際にキャッピングの様子を見ていただくのが一番ご理解いただけるだろうと、機械のデモンストレーションを行うことにしました。その場で納得していただき、購入していただくのが一番です。デモンストレーションを始めてから数年、ようやく導入実績数がコピー製品を上回ることとなったのです。

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3 こだわり こだわらないこだわり

キャップの両側から挟み込む

徐々に認知され、普及していったベルト式キャッパーが特徴的だったため、ナミックスにはその方式しかないと思われてる方もいらっしゃいますが、従来から一般的に使われているドーナツチャックや三ツ爪チャック、バキュームチャック式なども製作しています。確かに独自に開発したベルト式には自信も持っていますし、他の方式に比べ汎用性は最も高いのですが、仕様によっては適合しない場合もあります。あくまでもお客様の環境や製品の仕様、使い勝手を最優先し、トータル的に適した方式で設備をご提案させていただいています。

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4 こだわり キャッピングベルトの改善

10倍以上長持ちするようになった

キャッピングベルトにおいて、「ディスローラーなどに比べれば長持ちするが、さらに長持ちさせることはできないでしょうか?」という要望を多くいただくようになりました。
改善するにあたり、様々なベルトメーカーを検討したところ、弊社では、タイミングベルトといわれる市販のベルトに、耐摩耗性が高くグリップ力が高いゴムをライニング(貼り付け)することが最適であると考え、数え切れないほど試作ベルトを製作しましたが、最終的にはベルトメーカーに白旗をあげられてしまいました。そのため、自社で金型を設計し、ゴム製造メーカーに相談、検討してもらうことで、ようやくキャッピングベルトとして求めているモノが完成したのです。
販売価格は今までの5倍となりましたが、従来の製品から10倍以上長持ちするようになりました。これが口コミで評判をよび「ナミックスのキャッパーはベルトが良いから良く締まる」と好評いただくこととなったのです。

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5 こだわり お客様から改善策を教わる(1)

入り口ガイドの写真

「入口ガイドの先端は加工間違いをしていませんか?」とお客様にご指摘いただくことがあるのですが、理由があってわざと段違いにしています。
オーバル(楕円)ボトルは、ブリッジ(ジャミング)しやすいのが難点です。入口ガイドはボトルを誘い込みやすいよう「ハの字」にしてあるのですが、どうしてもここでブリッジが起こってしまいます。これは仕方のないことだと当初諦めておりました。ところが、ある化粧品メーカーに弊社の技術員がメンテナンスで伺ったところ、変わった使い方をしていることに気づきました。ガイドの片側をはずして、ボトルにガイドが必ずあたるように供給していたのです。それによりブリッジが起こらないという、まさに画期的な方法でした。
片側がフリーならブリッジしない、ということをお客様の工夫から学んだのです。

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6 こだわり お客様から改善策を教わる(2)

品換調整箇所の写真

品種換え調整箇所には、シールで「キャッパーヘッド幅」「入口ガイド」などの名称とメモリが貼られています。
調整箇所には、工具を使わなくてもいいよう目立つオレンジ色のレバーを使用しているとはいうものの、複数あるため、機械の構造を理解していない女性オペレーターが作業する際は、その場所をきちんと把握しなければいけません。
そんななか、あるお客様の工夫に感動しました。対象資材の種類も少なく、形状もよく似ているため、調整箇所が2箇所なのですが、そのレバーに黒と青のテープが巻き付けてありました。また、品種換えの表には「A製品 黒25 青30」「B製品 黒30 青35」と書かれており、色で場所を認識するという方法で作業効率を図っていたのです。この工夫ならば、どこを調整すれば良いかも一目瞭然です。そこで、弊社でもレバーの色を調整箇所ごとに変更するという対応をいたしました。(調整箇所の少ない一部機種のみ)

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